セミントラ 効果は

猫へ投与する用量は

セミントラの効果と投与する薬の用量について

セミントラ投与で期待できる効果は?

猫の死因第一位の病気である「腎不全」。『セミントラ』は、有効成分のテルミサルタンを含有する猫の腎臓病(腎不全)治療薬です。

有効成分のテルミサルタンは、血管を収縮させる物質であるアンジオテンシンⅡが、血管の特定部位に結びつくのを阻害することで、血管収縮を抑えます(血圧を降下させます)。

腎臓というのは、働きが悪くなると余分な水分や塩分の排出ができなくなり、血液量は増加し血圧が上がりますが、セミントラの有効成分により、血圧を下げることで、腎不全の病気の進行を抑制し、腎不全末期への進展を防止するという効果があります。

猫にシリンジでセミントラ(薬)を与える

またテルミサルタンは、99%以上が胆汁を介して便中に排泄され、排泄が腎機能に依存しないことから、セミントラは腎臓に負担をかけない薬だといわれています。

さらに本来、尿にはほとんど含まれないタンパク質ですが、腎臓の働きが悪くなると、タンパク質が尿に多く混ざってしまい、腎不全の進行を早めるといわれます。特にセミントラは、この尿にタンパク質が含まれるタンパク尿を減少させる薬として効果的だとされています。

ただし、腎不全も末期の状態では、セミントラの効果はあまり期待できず、セミントラを使用することで腎臓の機能がさらに悪化させてしまうこともあるので、セミントラを投与することに関しては、十分注意する必要があります。

セミントラを投与する時の用量は?

セミントラを猫に投与する場合は、薬の本剤(液剤)を1日1回、体重1kg当たり1.0mgを、付属されている計量シリンジを使用して直接口から与えます。

セミントラは、直接口から与える(経口投与)のため、約90%以上の猫で受け入れられています。ただし、猫が経口投与を嫌がる場合には、少量の餌に混ぜて与えるようにしまししょう。

ちなみに「セミントラ 30mlボトル」は、体重4kgの猫の30日分の投与量に相当します。

 

◆ セミントラ猫用 4mg/1本100ml


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◆ セミントラ猫用 4mg/1本 30ml


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